**麻雀蒐穂録**

マージャンとはギャンブルとはゲームとは…そしてプロとは…!

遠い昔、歌舞伎町のけもの道を徘徊していた 畏怖るべきアウトロー達との交遊を
途切れた記憶の糸を紡ぎながら回顧録まがいに書き起こそうと思います。

 ※実体験以外に風聞や創作も加味するつもりです。フィクションとしてお読み下さい。

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麻雀小説作法

雀聖阿佐田哲也の小説に東が5枚無いと成立しない作品があります。
「街道筋のタッグチーム」という心理戦のチョット異質な作品ですが、
作者は脱稿後にその不合理なプロットに気付いたらしいのです。
しかし、整合性を重視して修正すると物語そのものに迫力が無くなる。
麻雀小説の闘牌場面を想定した構成の非常に難しいところです。

散々悩んだ末に、彼は雀聖としては大失態の恥になるであろうが
小説家として作品の醍醐味を損なうことは出来ないという結論を出した。
東が5枚無いと話の辻褄が合わないという麻雀小説を公開したのです。
追記として阿佐田哲也の詫び状を添えるというかたちで…

『実はお詫びしなければならないことがある。=中略=
 麻雀小説というもの、いうまでもなく娯楽読物の一奇種にすぎないが、
 まア評価は別にして申すと、存外に造り方がむずかしい。
 チャンバラなら、カッコよければかなり荒唐無稽でもなんとか読ませる。
 しかし麻雀小説は読者の大部分が麻雀マニアなので、理に沿いながら
 精通している人の眼を楽しませねばならない。
 うっかりするとこの作品のようにアンフェアーになる。=以下省略=』

麻雀小説作法の難しさを訴え弁解する直木賞作家の詫び状である。

実はこの作品を読んだ時、私は不覚にもその不合理に気付きませんでした。
気付かないほどイッキに読まされた面白い作品だったと思います。
未読の方は、阿佐田哲也の詫び状も合わせて一読を…

この怠惰醜悪ブログになぜこんな話を持ち出したかと言いますと、
出無精の私が愛読している数少ないブログの中の一つである
「東風戦メンバー戦記」の記事にチョットした気紛れで無粋な
コメントを入れてしまいました。
突っ込み処が多かったもので、つい遊んでしまったのです。
作者のモチーフは先刻承知でしたがプロットが甘いのでは…と。
決して不合理な作品ではありません。
五枚目の東に比べたらとても理にかなった作品です。
でも、違和感を覚えてしまった。多分、都合が良すぎると…
創作は作者の企図でいくら都合が良くても良いと思っています。
それを楽しめる魅力があれば…
今回も楽しめたのですが、お嬢さんの「欲ですよ~」が…多分。
それで意図せぬ迷惑をかけてしまったと後悔しているのです。

作者は麻雀コラムのライターであり、コミックの原作も始めたようです。
私は作者の麻雀人間模様を描いた哀愁漂う作品が大好きなのですが…
私同様、常々怠惰モノグサを売りにしている傾向がありますから、
麻雀物の作家として悪戦苦闘の日々が訪れるのではないかと案じています。
須田氏には東を6枚使っても気付かせぬような秀作を期待しています。
私は決して突っ込みませんから…はい、3回は我慢します。怠惰ですから…
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朝日のあたる家

「17才バトン」

若い女性がスパイ大作戦やフェルプス君を知らないのは仕方がありませんが
なんとミッション・インポッシブルもイーサン・ハント、トム・クルーズも
知らないようなので愕然としてしまいました。
おかげでコメントのレスで、私はセクハラ社長にされるところでした。
が、本人はマトモな主婦ですから(…多分)私は慈悲深く許してやります。
新しい仕事に就いて緊張しているようなので心配もしております。
これは、その若い普通の主婦、愛弟子ミサトさんからの贈答品です。
(バトンは必然的に使い回しの贈答品だな…)
梅雨時でカビが生えそうなので、早めに食してみることにしました。
私の古い記憶にもカビが生えているので食えないところは捨てますが…

では、天羽礼の17歳の思い出を…

【Q1】17歳の時、何をしていた?

昼は優等生を、夜は不良をしていた。
特に演じていた訳ではない。どちらも僕の本性だ。
興味を惹かれたものには何でも熱中没頭していた。
勉強もスポーツも遊びも同時進行で完璧にこなしていた…と思う。
 
僕の部屋はボーダレスで秀才から不良まで、男も女も入り混じり
年中勝手に出入りしていた。酒タバコ博打自由の溜まり場だった。
カード花札麻雀牌ダイスカップや小さなルーレットまで揃えていた。
グリーンのラシャ張りの円形のポーカーテーブルも持ち込んでいた。
大学生と一緒にバンドをつくりダンスパーティなども開いていたが
ドラッグや乱交などのパープー淫乱系は禁止していた。嫌いだった。
今、改めて考えるとやはり僕色の秩序があったと思う。
不良仲間には教科書を拡げさせ、秀才達とは酒宴に酔う…おかしいナ…
仇名は「一匹狼」一ツ橋に進学した秀才が僕をそう呼んでいた。
独りで居る事など殆ど無かったはずなのに、彼は僕をそう呼んでいた。
嫌な気はしなかった。僕の心は確かに「ローン・ウルフ」だったから。
そう、僕はいつも孤独だった。あの、空を飛ぶネズミのように…


【Q2】17歳の時、何を考えてた?

日本脱出。大人の遊び全般の実践。
芸術、科学、哲学、つまり人間の存在と…ナンたらカンたら。
で、実存懐疑虚無、つまりニヒリズムからの自殺願望くらいか…


【Q3】17歳のイベントといえば?

一週間の停学処分。
チョッとした暴力沙汰が事件になった。
教師をはじめ周囲の者が皆、まさかと目を丸くして驚いていた。
処分の会議後に親父が校長に直談判したらしい。
息子の経歴に傷が付くなら転校させると…
世間体か親心か…いずれにしても間抜けな話だ。
謹慎中も僕は家を抜け出して同じ停学中の仲間と遊んでいた。


【Q4】17歳でやり残したことは?

世界一周放浪の旅。ん?自殺かも知れんな…


【Q5】17歳に戻れたら何をする?

↑やり残したこと
それからお寺に入って坊さんの修行か…


【Q6】17歳に戻っていただきたい5人

過去は思い出。戻っても現在は変わらないと思うので。
指名して戻っていただきたい人などはいない。

あ、理想雀士くんが何か特別な決心をしたようなので
一度、17歳の頃の自分に戻ってみるのもいいかも知れない…
強要はしませんが、気が向いたら受け取ってやって下さい。

「強い」という評価

『巧拙は攻防に強弱は攻略に現る』

麻雀においての「強さ」とは、いわゆる「勝負強さ」ということだろう。
ここぞという場面では必ず勝負に勝って、相手を捩じ伏せてしまうような
そんな強運の体現者が「強い」と評価されるのだと思う。
これを個人に具わった天性の運の表象として片付けてしまうのはたやすい。
が、麻雀が運の流れに棹差すゲームだと定義する身では、そうもいかない。
麻雀の対局の場においては、運は流動的なものでなくてはならないからだ。
強運の存在は認めても、個性としてのその独占を認めるわけにはいかない。

そこで改めて、「強い」という表現の考察から…
通常「強い」という形容詞は力の優劣比較に使われる。「弱い」の反対だ。
「強さ」とは、その度合い…つまり強度であり、これは脆弱度の度合いを
表す「弱さ」と同義で同一線上にあることになる。
この物差しは基準点を設定して、それ以上、以下という計測も可能だが
肝腎の基準とすべき目盛が曖昧で数字も刻まれてはいないのだ。
「強い」と「弱い」は飽くまで相対的な指標であり基準を必要としない。
だから実体の無い精神や霊魂、運といった概念の優劣表現にも使えるのだ。

麻雀の場合は論理数理の及ばぬところ、つまり常識的には考えられない
成果を形容する表現として使われることが多い。
初心者が上級者を相手に何連勝かすれば「上手い」ではなく「強い」という
評価をうけることになる。運が良かった。ツイていたという判定だろう。
事実、初心者の勝利はおよそこの「強い」に因ってのみ成就する。
理論定石を知らない初心者も運次第で勝てるのが麻雀なのだ。
しかし、そんな恐れを知らない初心者も、いずれ理屈を学び技巧を覚え、
やがてそれらを頼りに戦うようになる。運は当てにはできないから…
合理的思考は理不尽な結果を返す不条理を恨み、論理武装の抵抗を試みる…
巷の麻雀打ちが辿る上中級者への一般的平均的道程であろう。

しかしながら、不条理の世界に架ける合理の橋とはどんな橋なのか…
二律背反の幽谷に元網だけが見え隠れする朽ちかけた吊橋のようなものか。
無いよりはマシなのか…揺れる橋を渡れば常に転落の恐怖に苛まれるだろう。
そして、この恐怖体験で大概の者は強さを失って、弱者に甘んじる。
弱者は不条理の出現を恐れ、自ら萎縮し迷宮へといざなわれる…

「相手の心を読むのではなく、相手の心をつくってしまう」
               阿佐田哲也の麻雀秘伝帳より

麻雀の「強さ」とは対戦者の記憶が感応する相対的な畏怖の念であり、
思い込み、つまり不条理の異常体験に因って生成される主観的観念なのだ。
偶然の現象を、相手の特性と関連付けてしまうために起こる錯覚といえる。
強烈な印象の体験が度重なると払拭できなくなる。インプリントである。
畏怖や苦手意識といったネガティブなデータが無意識に刷り込まれてしまう。
一旦刷り込まれるとアレルギーや条件反射、催眠術などに近い状態となり
当人の意志による払拭修正が極めて困難な状態に陥ってしまうのだ。

私は数年前から静電気に悩まされるようになった。以前は無かったことだ。
以来、冬の乾燥した日にはドアノブに触れる前に無意識に身構えてしまう。
実際には針に刺される程の痛みも無いのに、怯えるなど馬鹿な話だと思う。
しかし金属の光沢を見ただけで身体が勝手に反応してしまうのだ。
眉を顰め、意を決して「えいっ!」とノブを掴むことになる。
人間の細胞が電気信号によって制御されていることを思い知りながら、
ひとり惨めな気持ちになるのだがどうにもならぬ…

強者とは勝負事でのその威圧感の優位性を熟知している者のことをいう。
勝利の場面を強烈に演出し、敗北の印象は即座に払拭する。淡々と…

ブー麻雀での打牌には手作りであれ差込みであれ手ナリを否定した意志が
込められることが多い。傍目には全ツッパのように見えるかも知れない。
常にオーラスの状況で逆転狙いの攻防、捲くり捲くられの戦いだからだ。
無筋の危険牌を躊躇無く平然と切れるのは、当たっても納得できる手筋を
踏んでいるからであり、当たり牌の確率を理論だけでなく実戦で体得して
いるからだ。牌の選択に迷い怯える必要は何処にも無い。

自分のリーチに無筋の牌を連続で切り出され、一発逆転の和了をされる、
そんな展開を二三度連続で見せつけられたら、あなたの心は相手を恐れて
余裕を失い、金縛りにあってしまう。無意識のうちに…
常軌を逸し、正気を逸し、勝機を逸する。
「強者」と「弱者」の誕生だ。

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ブー麻雀(4)

ブー麻雀を打つと聴牌読みの精度が増す。根拠は色々あるのだが…

その前に、私はここで聴牌読み、つまり見えないマチの推理について
捨て牌などから判断する帰納的推理法などを述べる心算は無い。
それらは様々な戦術書や解説書を読んで参考にすればいいだろう。
全員が牌効率や聴牌確率に従って忠実に打っているのであれば、あるいは
捨て牌にも足跡が残る…かも知れない。残らない…かも知れない。
麻雀は数理要素を土台にしたゲームだが、実戦の本質は心理戦なのだ。
だから巧者は足跡を消し気配を消す。そして定石を逆手に取って戦術とする。
理論の糸の先には罠を仕掛けやすいからだ。罠は理論の裏でのみ生きてくる。
話が外れてきた…悪い癖だと思っているのだが…

本題に戻そう。
結論から述べる。数ある中で最大のファクターと思われるのは差込みだろう。
ブー麻雀では差込みの打牌によって聴牌読みの正誤が即座に検証できるからだ。

差込みとは大局観を元にその場の状況を把握し、相手の手に当たりそうな牌を
狙って振り込んでしまうという戦法だが、外れたら次の候補を選んで振り込む。
当たるまで、何度でも推理を繰り返しながら狙い打つ…
場面状況次第では差込みを受ける側も意図的に判り易い聴牌形をつくるので、
通常よりも読み易いはずなのだが…それでも的中させるのは難しいのだ。
これか?これだろう?それ当たれ!と危険牌を次々に打ち込んでも、なかなか
思ったようには当たらない…それが現実であり、確率的にも正しい結果なのだ。
(この実戦体験は強さを身につけるのに有効なのだがそれはまたいずれ…)

通常の麻雀では危険牌を推理するだけで、検証の機会が与えられない。
降りるか、回るか、勝負するか…という苦渋の選択を迫られるだけなのだ。
お分かりだろうか…聴牌読みの意識が恐怖観念のマイナスイメージなのだ。
選択の判断を一度誤れば、そこで挫折し、後悔と自己嫌悪に捉われる。
たとえ読みが的中しても、自手の和了無しでは達成感も得られない。

かたや、ブー麻雀の差込みでは、間違えてもそれほど落胆することも無い。
捨て牌や状況を検証しながら何度でもその聴牌形を推理試行できるのだ。
なによりも、狙い撃ちの成功には達成感が伴う。
その一局では敗者でも聴牌読みが的中すれば「してやったり!」という
まるで勝ったような快感を得ることができるのだ…

ブー麻雀を打つことによって聴牌読みの力が付くのは…
この推理に対する陰と陽の意識の差と、実戦上の差込みの連続的検証の有効性、
そして以前に書いた手牌を離れた視線による的確な動静判断によるものだろう。
形ではなく動静、摸打に気配をよむという感性の習得だろう…

麻雀の「強さ」についての持論は次回にします…

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ブー麻雀(3)

ブー麻雀には「差込み」という特殊な戦法がある。
当たり牌を、狙って振り込んでやるという苦肉の策だが、
様々な状況の下で想像以上に使用頻度が高く、
戦法としては常套手段といっても過言ではない。
通常の麻雀のオーラスで二着の追随をかわす為に
他の安手にわざと振り込んでしまうようなものだと思えばよい。
状況は正反対だが、まあそんなものだ。

問題は…
当たり牌を狙って振り込むことが出来るか…ということだ。

見えない聴牌を読むのは振込む場合も避ける場合も同じことで…難しい。
ブー麻雀を打っても、聴牌読みが正確になるとは思えないだろう。
が、読みの精度は確実に高くなるのだ。ブーを打つことによって…
それは私が思う麻雀の「強さ」にも関係がある。

「貴方も打ってみれば分る…」と言って済ましたいのだが…

まあ、異質で詳細な説明は、明日にでも記事にします。

今日も忙しいわけです。夜も…
最近はPCの前に一時間も座って居られない。
私は仕事をしているようです。まともな仕事を…
では、そろそろ出かけますので、あとは明日…

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プロフィール

amou0

Author:amou0
H.N: 天羽 礼
年齢:知ってどうする?
職業:まとも、だから退屈で
   遊んでるようなもの
BT:AB型の二乗
生息地:深山幽谷&ネオン街
近況:迎えをまっている。
   出来れば天国から
   シースルーの羽衣の
   天女さまを希望…

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