**麻雀蒐穂録**

マージャンとはギャンブルとはゲームとは…そしてプロとは…!

遠い昔、歌舞伎町のけもの道を徘徊していた 畏怖るべきアウトロー達との交遊を
途切れた記憶の糸を紡ぎながら回顧録まがいに書き起こそうと思います。

 ※実体験以外に風聞や創作も加味するつもりです。フィクションとしてお読み下さい。

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麻雀プロ事始

マスコミに「麻雀プロ」という奇妙な肩書きが登場するようになったのは、
第二次麻雀ブームのさなかの1970年前後からだと記憶します。

歴史を振り返ればわかることですが、過去二回の麻雀ブームは社会情勢や世相を反映した様々な要素が絡み合ってもたらされたものです。

戦後の麻雀ブームの誘因は、日本経済の高度成長にともなって一般市民の生活にもゆとりが生まれ娯楽としてのギャンブル熱が高まったことと、終戦直後に生まれたベビーブームの世代が社会人の仲間入りをして遊技人口が激増したことでしょう。

そして、最大の要因はTVや週刊誌といった新興メディアの影響です。
日本中が野球やゴルフに熱狂し、様々なギャンブルに夢中になっていました。
メディアはそのハヤリに飛びつき視聴率や出版部数のために煽りに煽ったのです。
ゴルフや競馬と並んで麻雀も雑誌の目玉記事となり、TVの深夜番組ではタレントや著名人の対局が頻繁に放映されて高視聴率をあげていました。

出版界では週刊誌に連載された阿佐田哲也の「麻雀放浪記」が爆発的な人気を博し
イカサマの技とそれを使うゴト師やバイ人の存在に好奇の目が向けられました。
流行や話題に敏感なメディアは彼等アウトローの世界にも触手を伸ばしたのです。

しかし、阿佐田哲也のように裏家業から足を洗い作家として活躍しているような人物ならまだしも、現役のプロ達は実際に麻雀賭博で生きている人間ですから、ヤクザや犯罪者と同様、気軽に表舞台に登場させるわけにはいきません。
初めの頃は顔を隠し名前を伏せ「裏プロのA氏」とか紹介していましたが、次第に麻雀を扱うメディアが増えてくると、彼等に対する世間の評価も変化してきました。胡散臭さは薄れ、麻雀を打って生活するギャンブラーとして、一種憧れの目で見るようになったわけです。

麻雀の専門誌が出版されると、彼等は一躍表舞台に引き上げられました。
紙面を飾る顔として、様々な対局のメンバーとして、生業を韜晦するために
「麻雀プロ」という意味不明な、しかし響きの良い奇妙な肩書きを与えられて…

「麻雀プロ」という呼称は元を糺せばアウトローを表舞台にあげるためにメディアが創作した苦肉の策のキャッチコピーに他なりません。
コピーは色々考えられました。
裏プロに始まり、麻雀評論家、麻雀タレント…etc

商標登録が無いキャッチコピーは誰でも自由に使用でき、どのような目的のために利用しても良いのでしょうが…
社会的に定義不能で誤解を招くような呼称は、社会的に存在意義を確立しようとする組織は使用すべきでは無いと、わたしは思うのですが…

現在、麻雀競技を主催する団体は5~6組織あるようですが、いずれも競技団体としての存在価値、発展の方向性にジレンマを抱いているようです。
その根底にあるのは「麻雀の専門家(プロ)の団体組織」という、捉え方によっては
非社会的で暴対法にも抵触しそうないい加減な組織創成です。
ブームの流れでメディアに煽られ砂上に楼閣を建てたが、さて建築許可は…
仕事も収益も計算できないまま新人を募集してみたが、さて身分の保障は…

私は個人的には射幸的ギャンブルとしての麻雀以外には興味はありませんが、
世間様に公示するような競技団体というのは麻雀愛好家によって組織され運営される同好会であるべきだと思っています。戦前の文化人による競技団体のように組織の理念として非ギャンブル非営利を掲げ、会費によって運営されるべきだと。
営利目的の麻雀業界とは一線を画すべきだとさえ思っています。

確かに麻雀の普及活動の手段としてはマスメディアの利用は効果的だと思います。
営利を目的とする関連業界に於いては尚更でしょう。
問題はその習性への対処です。
世論や流行に敏感であり雲集霧散を常道とする媒体には離反終息がつきものです。これはメディアの職性として当然の行動であり、非難すべきものではないでしょう。
メディアの仮設テント劇場で唄い踊ったタレント達が演劇集団を立ち上げた。
創成期の名優タレント達の業績は何はともあれ称えるべきだと思います。
その遺産である麻雀タレント養成学校に所属している若者達の多くが、
いつの日か晴れの舞台で脚光を浴びることができますようにと祈るばかりです。


おまけ…業界という観点から見て、麻雀と将棋囲碁の世界の大きな違いは…
    愛好家(サポータ)と業界依存生活者の比率です。
    貴方はどちらですか?

次回は多分 夜の訪問者(3) ビッグタレント登場です。
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テーマ:麻雀 - ジャンル:ギャンブル

コメント

残念ながら

私は愛好家ですね(^-^)

私は、ギャンブルに分類されるゲームを楽しみ、それによって生活してましたが、あくまで私にはゲームであり、苦痛を伴う仕事ではありません。
それに、楽しくなければそんな暮らしは誰もしないでしょ?(笑)


競技麻雀に対しては歪んだ考えしか持ってないのですが、そのうち私の思考の異常さの一端として、自分のブログに書いてみようと思ってます。

私は愛好家の一人です。趣きのあるプログなのでよく拝見させて頂いてます。
少し質問させて頂きますが、昭和終戦後の第一回麻雀大会の模様をご存知ないでしょうか?何かの本で、戦後復興の一環で娯楽の全国大会が著名人を集めて行われたと読んだ気がするのですが、その時の優勝者が満州馬賊の日本人で、第一回全国麻雀大会に華をそえたと・・・命の遣り取りを長年にわたってやってきた、馬賊の頭目の麻雀がどのような物だったのか記事の上でも知りたくて、ご存知ならばと書き込みました。

子皮さま

子皮さんが愛好家だとすれば、麻雀での出費は納得ですね。

麻雀がギャンブルでは無く競技だと考えている人達が麻雀を普及したいというのであれば
サポーターとして手弁当で活動すべきだと思います。

遊技としては囲碁や将棋に比べ麻雀はお金が掛かり過ぎます。
遊技料も割高でギャンブルだと思わなければ遊べません。
日本中の囲碁将棋のクラブを足しても、雀荘の数の数パーセントでしょう。
様々な要因があってのことですが、麻雀業界は遊技人口に比して
そこに依存して生活している人間が多すぎると思います。

ブログの記事を期待しています。
異常者に自己分析は出来ないでしょう。
自分で異常だというのは、異常では無いと思いますよ。

バッカスさま

コメント有難うございます。
出来ればHNの変更を…せめて「麻雀バカ」とかに…
ただのバカでは私が言われているようでなんとなく落ち着きません…

ご質問の件ですが、私も何処かで読んだような記憶があります。
が、私は怠惰な男で麻雀の歴史とかには殆ど興味が無いほうです。
このブログも若い頃の実体験と見聞の記憶を紡いで書いているだけで
歴史を調べるような手間もかけてはおりません。

歴史の研究に関しては浅見さんの「麻雀祭都」が秀逸だと思います。
麻雀に対する思い入れがヒシヒシと感じられるサイトです。
ご質問の件も浅見さんならご存知かもしれません。

お役に立てず申し訳ございません。<m(__)m>
これに懲りずに再来を…

早々のご返信ありがとうございました。
「麻雀祭都」さんの方でもお聞きしてみます。

どこから見ても

僕も愛好家ですね。せめてトップの一握りだけでも対局料で食えるようにならんかなと思って、いろいろと考えてみたりもしたんですが、内部の意識が変わらないのに外野があれこれ言うのもなーと。砂の上の建物に住む人についてわぁわぁ言ってるようなもんだし。

遊びでやってるとホント楽しいんだけどな。

麻雀バカ 様

早々のHN変更恐れ入ります。
いくら私が恥知らずでも
「バカ様」ってレスは出来ませんので…助かります。

omoteura さま

私はどんな団体がどんな活動をしようが良いと思っています。
その組織の構成員が納得了解しているなら、ヤクザだろうが詐欺集団だろうが被害を受けなければ外野が口出しすることは無いと思っています。
会員をわんさか集めて会費を巻き上げるのも、博打場を開帳するのもそれはそれ、そういう組織ならそれで良いでしょう。

ただ一点、看板を掲げながらomoteuraどっち付かずの行き先知れずで
ケジメ無しの奇麗事で世渡りしようとする根性が気に入らない。
それだけが引っかかるわけです。
まあ、私には直接関係ないからどうでもいいことなんですが…

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   出来れば天国から
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   天女さまを希望…

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