**麻雀蒐穂録**

マージャンとはギャンブルとはゲームとは…そしてプロとは…!

遠い昔、歌舞伎町のけもの道を徘徊していた 畏怖るべきアウトロー達との交遊を
途切れた記憶の糸を紡ぎながら回顧録まがいに書き起こそうと思います。

 ※実体験以外に風聞や創作も加味するつもりです。フィクションとしてお読み下さい。

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メンバー百景(1ーE)

この章の「結」を早く着けたいのですが筆が進みません。
書きたいネタが多すぎるのです。簡潔に纏められずに
ビックリ箱に大きなスプリングの中身を無理に
ぎゅうぎゅう詰め込んでいるような感じです。
前回予告した場面まで到達できず恐縮しております。
日にちが経ちすぎたのでとりあえずUPします。


「おーい、氷はまだかぁ~?」
奥のボックス席から声が掛かった。
「あ、いけないッ、忘れてたぁ」
ママが首をすくめて、舌を出す。
氷を取りに来たのを忘れて私とじゃれていたのだ。
バーテンが手早くアイスペールに氷を入れて差し出すと
「商売、商売…」
耳元で囁いて、絡めていた腕をするりとほどいた。
その腕にアイスペールを抱きかかえ
「アーさん、帰っちゃ嫌よ、待っててね…」
危うい足取りで賑やかな席に戻って行く。

何を待てと言うのか…私は苦笑する。
魅惑的な聴牌も、あがりが無ければ意味が無い。
二十歳前ならいざ知らず、妄想に思い悩むほど私はもうウブではない。
倍満だろうが役満だろうが聴牌止まりでは、役無しの仮聴とかわらない。
姿かたちに惑わされ、強引に手を追えば泣きもみる。痛い目にも遭うだろう。
危険な香りのする女、いや牌姿には心して掛かるべきなのだ。

切れた紙紐の指輪、謎掛け遊びの小道具を吉田が丁寧に元のメモに戻して
バーテンと一緒にじっとその配牌譜を睨んでいる。
その真剣さが可笑しくて、私はまた噴き出してしまった。

「ンなものを見たって、ナンも分かるわきゃぁねえだろうよ」

いきなり配牌だけを見せられて何かが解ることなどありはしない。
それは神様か預言者の技だろう。
配牌はなんの意味も無い十三枚のカワラケ、絵札の組み合わせでしかない。
天和だろうが地和だろうが変わらない。配牌は配られた牌でしかないのだ。
そこに意味を持たせるのは、人間…人智の成せる技なのだ。

吉田の唇が少し尖ったように見えた。
バーテンが首を捻る。
「これが、陥穽形だと言ったのは…?」
どういう意味なのかと訊いてきた。
「それは、ヨシちゃんの言うあるクラスにならないと判らないだろうな」
「クラス…ですか?」
「君は麻雀を覚えてどのぐらいになる?」
「大学に入ってからで…まだ、四年ぐらいですけど…」
「学生か…そうか、W大だな?」
「ええ、まあ…」
「まあ…か、じゃ、籍はあるが留年してる、今年も単位が危ない…」
「……!?」
「卒業はしたいが学費も滞納しているし、中退しようかどうか迷っている…」
「な、どうして?!ママに聞いたんですか?」
「俺はまだ君の名前も知らんよ、だがな、歌舞伎町には似たようなのが
沢山いてな、長年見てると同類は色と匂いで分かるようになるんだよ」
「……」
「歌舞伎町での経験則だな、俺の頭ん中のデータの統計的推理ってやつだ…
 あるクラスってえのはそういうデータを蓄積してるレベルのことだよ…」
「経験則…で…」
「陥穽形の判断は勿論経験則だ、パターンはあるが一律ではない、飽くまで
 その時、その場での俺の判断だ、だから、初手からギヤはバックに入れる」
「バックに?」
そのとき吉田が
「天羽さん、この配牌で…」
キョトンとした顔でメモから目をあげた。
「国士の一向聴の形がヤオチュウ牌の何を持ってきても聴牌するって?」
それはどういう形なのかと詰め寄ってきた。

④⑦⑧⑨⑨19一一白発東西
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コメント

謎が謎を・・・

どういうことなのかさっぱり分からないまま読んでます。
頭の体操みたいだ。

omoteura さま

申し訳御座いません。
工藤君(微妙に仮名)の成長の話のみを書くつもりでしたが、
国士事件からいろいろ思い出し、書き込むことにしました。
吉田(これも微妙に仮名)とは20年以上の付き合いです。
過去や性格はそのままですが今回は狂言回し的に登場させました。

私は麻雀で何かを説明するようなことは好きではないのですが
踏み込んでしまったことですから思考の一端ぐらいは述べようかと…
本当は私見の詳細を箇条書きにしたい…

まあ、今回は完結するまでスルーしていただいて、
後で最初から読んでいただく方が良いのかも知れません。

最終編脱稿の日時は…気紛れで怠惰なものでご容赦を…<m(__)m>

ギアをバック

これが大きなヒントですか?(^-^)

この配牌が国士にもなればタンピン三色にもなるのが麻雀ですからね、「可能性は無限大」(笑)

首をすくめて舌を出す。

っていう仕草、実際やってる人って見たことないです。
今度やってみようかな。
可愛いですよね。
あと憧れの仕草は耳の後ろで手を広げて「え?なぁに?」って可愛く聞き返すこと。
これもあまり見ないですけど。

子皮さま

さすが異端児!(誉め言葉になってる?)
眼のやり場…いや、付け所が違いますな。
ヤオチュウ牌の何を自摸っても聴牌になるのは
形としては一つしかありません。
なぜそうなってしまったのか…で、正解です。

ミサトさま

首をすくめて舌を出す…
これは例のトトさまタレントの「ぷんぷん!」と同様の愛嬌です。
可愛いか胡散臭いかは、見る者の心と演者の器量によります。
試すならくれぐれもその場の空気を読んで、滑らないように…
シナリオとしては…
ルンルン気分の状態で馬鹿話をしている時…
「子供が居るように見えない…」とか言われた時がチャンスです!

*注 言った相手が、陰で首をすくめて舌を出しているかも…痛てて!

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   出来れば天国から
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